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含油エマルジョン廃液処理

含油エマルジョン廃液処理製品

当社の含油エマルジョン廃液処理製品シリーズは下記の2つです。

Refs-eM

製品について

油と水が混ざり合って乳化エマルジョン化した廃液の処理剤です。

エマルジョン内の油分と水を分離します。

特徴

乳化したエマルジョン廃液の油分を、破砕、分離、凝集を1剤で完結します。

使用方法

エマルジョン廃液全体量に対し、1%前後のRefs-eMを添加撹拌します。

10分~15分程度、強撹拌し、不織布などフィルターで濾別します。

使用上の注意

油分の含有量により添加量、撹拌時間は増減します。

棒状のものを用いて手回し撹拌では効果が出ません。必ず撹拌器材など用いて強めに撹拌して下さい。

保管について

常温常湿の屋内にて密閉保管してください。

含油エマルジョン廃水の処理手順と効果の検証

[1]目的

「Refs-eM」による含油エマルジョン廃液の分離粉砕処理運用手順と効果の確認

[2]手順と結果

[画像-1]

Refs-eM

油分1%水溶液切削油エマルジョン液(バージン)100mlに対し「Refs-eM」1.2g(液全体の1.2%相当)を準備する

[画像-2]

Refs-eM

エマルジョンン液を、少し強めに撹拌しながら「Refs-eM」を添加し、約15分撹拌する

[画像-3]

Refs-eM

添加撹拌スタート後、10分経過状況
反応が良好に進んでいる状態

[画像-4]

Refs-eM

撹拌15分後に、撹拌停止状況
油分は凝固し、液部が無色透明に処理完了している

[画像-5]

Refs-eM

撹拌停止後、コーヒーフィルターにて濾過

[画像-6]

Refs-eM

濾液は、完全に無色透明で完璧です

[3]まとめ

油分1%のバージンエマルジョン液に対し「Refs-eM」1.2%添加ですから酸化劣化したエマルジョン廃液においては添加量を削減できます。逆に油分濃度が高くなれば「Refs-eM」を増量して下さい。
撹拌10分経過後より[画像-3]の様な油分の分離凝集状態になってきます。
[画像-6]の様な無色透明な処理液の場合、油分濃度(ノルマルヘキサン値)は0に近くなります。少なくても、過去の測定結果から3ppm以下と推察します。

[4]主な用途

切削油の処理、コンプレッサードレン廃水の処理、工業系含油エマルジョン廃液処理全般

原子力発電所内含油エマルジョン水の油分除去

原水(300cc)油分濃度測定値28,400mg/L(200倍希釈にて測定)
油分除去前の線量0.3mSv/h

Refs-eM

油水サンプルに油吸着剤「Refs-eM」
を小さじ2杯<1%(3g)添加

Refs-eM Refs-eM
Refs-eM

撹拌機で撹拌

Refs-eM Refs-eM
Refs-eM

撹拌後の容器内状態

Refs-eM

フィルターで濾別

結果

Refs-eM

原水油分28,400mg/L

Refs-eM Refs-eM
Refs-eM

処理水油分濃度測定値(希釈無し)
0.0mg/L(残留油分無し)

Refs-eM

濾別後の処理水線量0.1mSv/h

油分濃度

処理前 処理後
28,400mg/L 0.0mg/L

線量

処理前 処理後
0.3mSv/h 0.1mSv/h

※0.2mSv/hは、濾別した油分の凝集スラッジへ吸着

SS残置タンク洗浄水再処理

Refs-eM

Refs-BA

製品について

Refs-eMで処理した濾別水の、フィルターでは濾別出来ない微細なコロイド状浮遊物を凝集沈殿させる助剤です。

使用方法

濾別水に対し、本の数グラム添加撹拌して再濾別します。

こちらの製品はあくまでRefs-eMの助剤となります。排水基準に照らし合わせ、必要に応じてご使用ください。

保管について

常温常湿の屋内にて密閉保管してください。

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