大規模油流出事故・災害対応製品
Refs-AG01
製品について
・国土交通省型式承認取得済
・国土交通省NETIS新技術情報システム登録済
Refs-AG01は合成ゴムを主成分とする広範散布対応型油吸着凝固剤[特許技術]です。
通常、水と馴染まない粉末ゲル化剤の粒子に、特殊加工をすることで、水に馴染み流動化させる事を可能とし、ポンプを用いて広範囲に圧送散布させる事を可能とした世界で唯一の製品です。
使用する水は、淡水・海水・温水・冷水、全て使用可能です。
ポンプの能力にもよりますが、圧送範囲は半径約30メートル範囲内の油を一気に凝固させ、水面上に浮上させます。

梱包状態

出荷時の状態
[このまま使用可能]

流動化する前の状態

流動化した後の状態
製品動画

製品の優位性
Refs-AG01の優位性、それは圧倒的なトータルパフォーマンス
- ① 安全
- ② 使いやすさ
- ③ 費用対効果
① 安全
・環境及び海洋生物に配慮した成分構成
・有害な油・溶剤の 回収を容易にする[溶剤の例:ベンゼン]
② 使いやすさ
・油凝固剤として世界最高水準の吸着性能を発揮
・様々な油種に対応
・広範囲に圧送散布が可能
③ 費用対効果
■流出事故時
・人件費を約98%削減
・作業日数を約50%削減
船舶事故を想定した重油の凝固テスト比較
[1]目的とテスト方法
Refs-AG01と他社品の吸着凝固性能比較を目的にテスト実施(2020年10月)。
テスト方法は、C重油10gに対し、凝固剤3g添加して、5分・10分後の凝固状態を比較する。
[2]比較テスト結果
揮発分が蒸発し、凝固が難しい重質油[C重油にて検証]
Refs-AG01

[C重油10g]
Refs-AG01 3g準備


[5分経過]
殆ど凝固している


[10分後]
完全に凝固完了


[結果]
油の滲みが、全く無し
他社製品A

[C重油10g]
他社品 3g準備


[5分経過]
凝固せず液状態


[10分後]
凝固せずに流動状態である


[結果]
油の流動とベタツキが多い
[3]まとめ
本テストでは、凝固し難い「C重油」を使用して実施しました。
同一添加量でRefs-AG01は、完璧に凝固されてますが、他社製品Aは全く凝固不十分です。
実技テスト

本剤に、2~3倍の水を加え
全体を撹拌します。

ポンプを使用し、
目標へ散布します。

ポンプで水ごと吸引し、
不織布等で濾別回収します。

10gのA重油を用意

2gのRefs-AG01を添加

対重油への処理能力は
自重の約5倍です。
親水性被膜の有無による違い
溶けるのではなく、流動化するとは?

通常の粉末ゲル化剤
→ 水と馴染まず分離する

Refs-AG01を水に浸した状態
→ 水と馴染んでいる
流動化する粒状の構造
[特許技術]

A・・・粒状態
B・・・親水性被膜
C・・・水膜
有機溶剤スチレンの凝固







水面上のスチレン15gに「レフスAG01」を4.5g(30%相当量)を添加。
添加後、瞬時に凝固します。滲み出しや滴りは一切ありません。
レフスAG01で処理した
10年前の凝固物

A重油の凝固物

C重油の凝固物
一度凝固したものは、経年後も安定して状態を維持します。
水面上に流出した揮発性油(ガソリン)の引火防止対策
意図的にベーパーライズを発生させたビーカー内の揮発性ガスを、レフスAG01が抑え込む検証テスト


ガソリン5mlに対し、40%相当量のレフスAG01を添加して火を近づけると引火が発生。


ガソリン5mlに対し、60%相当量のレフスAG01を添加して火を近づけると引火が発生しない。


ガソリン5mlに対し、80%相当量のレフスAG01を添加して火を近づけた場合も当然引火が発生しない。
凝固処理に必要な通常の添加量より多く添加する事で、揮発性ガスを抑え込む事が可能です。
費用対効果
製品にかかるコスト

人件費

作業日数

Refs-AG01は、流出事故時に対応するトータルコストを約95%削減
・実際に日本で発生した流出事故を元に、吸着シートとレフスAG01を比較した内容。
・海外マーケティング対応のため、共通単位として米ドルにて表示。
・日本円での詳細な比較データは、NETIS新技術情報提供システムに掲載。
※製品・作業員以外の費用(作業船舶、機材リース料、作業備品など)は上記に含まれていません。
高い安全性
Refs-AG01は環境や海洋生物に非常にやさしい油処理剤、
毒物劇物などの有毒物質は一切含まれていません。
n-ヘキサン抽出物質残留テスト
・濾別水を第三者機関にて検証
・放出基準値を満たす結果
対生物毒性テスト
・海上保安庁試験研究センターの公式テストにて、測定安全基準値以上と判明
・海洋生物の除染にも使用出来ます。
※安全性の試験結果[海上保安庁総務部 海上保安試験研究センター]、分析・試験報告書はご所望あれば開示いたします。
製品用途
対応可能な油の種類
重油、タービンオイル、エンジンオイル、絶縁オイル、圧延オイル、フッ素オイル、軽油、バンカーオイル、ガソリン、灯油、
トルエン、ヘキサン、ベンゼン、ナフサ、石油(原油)
対応不可能な油の種類
動植物系オイル、乳化エマルジョン、シリコンオイル、極性基構造の成分を含むオイル
推奨する使用用途
石油系オイルの凝固処理全般、海上・河川・湖沼域での流出油処理、路面床面の漏洩油、石油備蓄施設、各種建設業、
石油採掘現場、各種製造工場、各種電力プラント
応用した使用用途-1
建物の隙間や露出した木の根、海岸、ビーチ、岸壁や石、テトラポッドなど複雑に入り込んだ箇所に付着した油へ、ポンプ圧を利用して直接噴射し、付着した油を引き剥がす事が出来ます。またオイルボールとなり沈んだ油へも直接噴射することで、水面上へ油を浮上させることも可能です。
応用した使用用途-2
簡易プール等に本剤を投入し流動化させた状態で、油塗れの動物の除洗にも使用可能です。
応用した使用用途-3
移動や解体が不可能な構築物の地層下、及び掘り出しが不可能な土中に油濁がある場合、本剤を圧送注入する事で、地層内の油を凝固し、汚染拡大を抑止する事が出来ます。
構築物下の油汚染処理応用実例

汚染状況

注入状況-1

注入状況-2

注入状況-3

注入状況-4

注入状況-5
これまでの油回収から脱却。
革新的な新技術で低リスク対応へ①
外海及びオフショアエリア
火汲み上げ回収、その後、分散剤或いは中和剤を用いての処理が一般的です。
分散剤及び中和剤は、海洋性プランクトンへ影響を与えます。そのため使用するには現場の環境を 考慮し、十分な注意が必要となります。化学反応での処理はリスクが大きいため、特に自然保護区等では、極力使用しない方が安全です。閉鎖海域ではない為、ある程度のリスクは分散されますが、 影響はゼロではく、状況により逆に汚染範囲を拡大させてしまいます。そのため生態系への影響は存在します。また、バクテリア頼みでの分解にも数年単位を要します。
「Refs-AG01」はその様な心配はありません。
先ず根本的な違いは化学反応での処理ではなく、物理反応を利用した凝固処理という事です。一般的な呼び名で言いますと「ゲル化剤」です。従来の粉末ゲル化剤は、環境に悪影響を与える事は無いが、粉体の為、微風時下でも影響を受けやすく、散布可能な範囲は手元の範囲のみで、安全ではあるが作業効率が非常に悪いという欠点がありました。弊社はこの問題を克服する為、個々の粉粒に親水性の被膜加工を施す事で、本剤が水に溶融するのではなく、水に馴染むよう加工する特許技術を取得しました。これによりポンプなどでの圧送散布が可能となり、広範囲を一気に凝固処理する事が可能となりました。
これまでの油回収から脱却。
革新的な新技術で低リスク対応へ②
本剤で凝固したものは、一度吸着凝固した油を離す事は無く、水面上に浮いた状態になります。回収は、オイルフェンス内に吸引スキマーを投入し、水ごと吸引し、不織布やフレコン、土嚢袋等で、濾別しながら回収します。濾別した水はそのまま放流出来ます。凝固物は油の滴りや滲み出しが無い状態ですので、機械の目詰まりや吸引ホースの内壁に付着する事もありません。
本剤の対応可能な油種は多岐にわたります。特に有機溶剤であるベンゼンにも対応しております。ベンゼンの漏洩は非常に甚大な環境被害をもたらします。 揮発性が非常に高く、揮発性ガスが発生すると安易に近づく事すら出来ません。このような状況でも本剤は対応可能です。ゲル化剤の特性として、ある程度の揮発性ガスを抑え込む事が可能です。本剤は圧送が可能であるため、 離れた位置から広範囲へ散布し、一気に凝固させ、揮発性ガスをある程度抑え込む事で、回収作業に於ける危険性を低減する事が出来ます。
本剤の添加量は油種により変動します。自重の2倍~6倍の範囲が目安です。例えばA重油ですと約5倍の処理能力となります。本剤を流動化させる水は、泥水以外の水であれば、淡水、海水、温水、冷水、発生現場の水で対応出来ます。もちろん流動化せず、粉体の状態での使用も当然可能ですので、状況に応じて使い分けが出来ます。
これまでの油回収から脱却。
革新的な新技術で低リスク対応へ③
閉鎖海域及びベイエリア
汲み上げ回収、その後、手作業による吸着シート等での拭き取りや吸着作業が一般的。
比較的穏やかな水面上に吸着マットを施布してますが、その箇所へ効率的に施布するのは容易ではありません。ましてパズルのように隙間なく施布するのは、現実的に不可能です。また岸壁や堤防といった構造物の隙間などには対応出来ないのが現実です。海岸の砂利石などは、表面部だけとなり、石の隙間へ入った油を処理するのは簡単ではありません。露出した樹木の根や湿地も同様で、複雑に入り組んだ箇所の回収処理には膨大な人員と労力、期間が必要となります。
「Refs-AG01」はこの様な時こそ、威力を発揮します。本剤の主成分はコットン系吸着シートを除く一般的な吸着シートと同じ高分子樹脂で出来ており、吸着シートは主成分がナイロン・プラスティック系であるのに対し、本剤は合成ゴムを主成分としております。つまり、一般的な吸着シートを粉粒状にした製品となり、主成分は違うが同じ分類の吸着剤という事です。先にも述べたように、本剤は水に溶融するのではなく、親水性被膜の効果により、水に馴染む性質ですので、本剤から何かしらの有害な物質が溶け出す事は皆無であり、そのような原料も使用してません。
これまでの油回収から脱却。
革新的な新技術で低リスク対応へ④
本剤の対生物毒性は、日本国内の公的試験機関である「海上保安試験研究センター」で行われた公式試験に於いて、測定範囲の上限以上の安全性が証明されております。特に海洋に分布する珪藻類の海洋性プランクトン、スケレトネマ・コスタツムでは、測定可能範囲の最高値5,600ppmを越えております。中和剤や分散剤が約1,000ppmですので、いかに本剤が環境に対する悪影響が少ないかを証明している結果となっております。※安全性の試験結果[海上保安庁総務部 海上保安試験研究センター]より
本剤はオイルボールとなって沈降した油へも、圧送圧力を利用し直接噴射する事で、オイルボールを粉砕し、水面上に浮上させる事も出来ます。サンゴ礁への付着油も同様に対応出来ます。また、流出油で汚れた海洋生物(カメ、アザラシ、ペンギン、イルカなど)の除染にも使用出来ます。 簡易プールに本剤を投入し油だけを落とす事が可能です。
本剤は油分のみに反応する凝固剤です。過剰投入により、未反応の本剤が浮遊していても、オイルフェンスの隅に追いやり、反応済みの凝固物と一緒に吸引濾別する事で、回収漏れを低減させます。回収漏れで微量の未回収があっても本剤で吸着した油は、再び油を離す事はないので、無害のまま 水面上に浮遊する状態となります。吸着シートであれ本剤であれ基本は全回収です。回収漏れが有害な油の状態か或いは無害な状態かの判断になります。有害な状態での放置を極力低減させる製品であり、世界で日本にしかない油凝固剤です。
Refs-AG01製品データ
容量 | 20kg/1Carton |
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経年劣化 | 無し |
使用上の注意 | ・火気厳禁 ・目や口に入らないよう注意して下さい。 ・油塗れの動物を除洗する場合、目、鼻、口、耳などに入らぬよう十分注意して下さい。 ケア製品ではありませんので、除洗後はシャンプー等のケアをお勧めします。 |
保管方法 | 保管は常温常湿で屋内保管してください。 |
その他備考 | ・本剤で濾別回収した凝固物は、添加量や油種、経過時間にもよりますが滲出しや滴りは起こりません。 ・本凝固物は対象油にもよりますが焼却処理が可能です。 ・石炭火力発電やバイオマス発電、セメントキルン等の助燃材として再利用が可能です。ほぼ100%燃焼し、完全焼却。最終処理までエコリサイクル。 ・本剤を流動化させ、圧送使用する場合、付帯備品が必要になります。 |